一歩でも日本を出ると・・・

「良い」か「悪い」かは別として日本はやはり特殊な国だよね。
やはり最近(2001年ぐらい)まで鎖国状態だったのかなぁ。


日本にいると「世界の趨勢」への理解が「超ズレズレ」になっ
てしまうと思うのだよねぇ・・・・・・・・・・。
たまにその実例を例示することをシリーズ化しようかなぁ・・。

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ノキア

ノキア

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たとえば携帯電話だが、東京の街中で見かけるモノは「P」と
か「N」とかが圧倒的だよね。あと、「D」とか「F」かな。
でも、出張とかで一歩でも日本を出ると上記のいづれのブラ
ンドも皆無(誰も使用していない)だと気づくはずだよ・・。


それもそのはずで・・・・・・・・・・・・・
世界シェアではフィンランドの「ノキア」が35〜40%、米国の
モトローラ」が20〜25%だ・・・・・・・。
つまり、この1位と2位の2大ブランドで世界の55〜65%を
占めている(つまり3分の2近く)わけだ・・・・・・。


さらに、3位と4位はいづれも韓国の「サムソン」と「LG」(かつ
てドイツの「シーメンス」が3位だったが撤退した)だ。
そして、やっと5位に日英合弁の「ソニーエリクソン」が入って
くる(5%台)わけである・・・・・・・・。

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なぜノキアは携帯電話で世界一になり得たか―携帯電話でIT革命を起こす

なぜノキアは携帯電話で世界一になり得たか―携帯電話でIT革命を起こす

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それで日本で主流のブランドはシェアの統計に名前さえ出て
こない(その他の中)のが世界の実情だ・・・・・。
つまり、日本で主流のブランドは世界的には「蟻のように小さ
い」存在なのである・・・・・・・・・。


しかし、上記の「世界の上位5社」はいづれも日本では主流
ではない状況だ・・・・・・・・。
(「ソニーエリクソン」は徐々に伸びているかな・・・・・)


この特殊な状況をどれだけの人が知っているのだろうか??


かつて「NEC」に勤務していた友人の話ではこう(下記)だ。
旧「電電公社」の協力企業が「電電ファミリー」というグループ
を形成していた時代があり、日本での携帯電話の初期の普
及時期には旧「電電ファミリー」のモデルが最優先で「型式認
定」を受けることが出来てそれ以外のモデルは「極端に認定
を阻害される」という状況が続いていたそうだ・・・・。
(「ソニー」は電電ファミリーの一員ではなかった・・)


で、その名残りが今日の状況(世界の主流ブランドが日本で
は非主流)を生んでいるのだろう・・な・・・・・・・・。


この話を聞いての感想は・・・「日本って隅々まで社会主義国
だったんだなぁ」・・・というモノだね〜〜〜。


携帯電話のこの状況はひとまず置くとして、最近、報道でよく
見かけるのは世界ではあたりまえに長年普及している薬(特
抗がん剤など)が日本では「認可される見通しすらない」と
いう状況だ・・(日本独特の認可行政で)・・・・・・・。


で、がん患者やその家族が「怒り」や「抗議」・・「絶望」の状況
にあることがよく報じられているねぇ・・・・・・・・。


これは今に始まったことではなく「報じられるようになっただけ
でもマシ」になったということだろうか・・・・・・・・。


ああ、この国って・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





PINS FACTORY(ピンズファクトリー)
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(ピンズ・バッジ・ピンバッジのオリジナル製作専門メーカー
作品の企画、デザイン、仕様をアドバイスして品質を重視
したコラボレーションで仕上げることがブランドのポリシー)