いかにも天才らしい・・・

昨日書いた・・日曜日の5:00PMのFM東京TOKYO FM)の
ユーミン松任谷由実)の番組がいつの間にか復活している
・・という話のつづきはひとまずペンディングかな・・・・・。


・・・・・と言いつつ関連性がある話題なのだが「恋愛職人」の
ユーミンは番組での話題の構成を「心理学(精神医学)的に
組み直した」というニュアンスをトークから感じたのだ。

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顔をなくした女―〈わたし〉探しの精神病理

顔をなくした女―〈わたし〉探しの精神病理

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聖路加国際病院の先生(医師)たちは実によく本を書く・・。


理事長(日野原重明先生)の「生き方上手」は大ベストセラー
だから今さら言う必要もないが日野原理事長以外の先生の
本もかなりスゴイのが多いのだよ・・・・・・。


で、上記の「顔をなくした女」(大平健先生・・精神科部長)は
とても面白いよ。短編集なのだが「多重人格という記憶」とい
う一話がJAMESには最も興味深い・・・・・。


この先生の「豊かさの精神病理」と「やさしさの精神病理」は
いまや岩波新書の中の超ロングセラー的なスタンダード版に
なっている・・・・・。


下に紹介している「甘えの構造」(土居健郎先生・・精神科名
誉部長)などは「日本人の精神構造を説明した本」の代表格
の1冊で不朽の名作となっている・・・・・・。

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「甘え」の構造 [新装版]

「甘え」の構造 [新装版]

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上記の短編集の「多重人格という記憶」の下地になった症例
は出版された1997年よりも当然ながら前である。
話の中にもあるが「多重人格」=「解離性同一性障害」はとて
もレアなものであったのだ・・・が・・・なのだ・・・・。


それ(多重人格)が「団塊ジュニア周辺」には「ふつうにある」
ようになってきているという状況が最近あるようだ・・・。


先日「17歳のカルテ」という映画について書いたがそのテー
マである「境界性人格障害(ボーダーライン)」の症状の1つ
にはなんと「多重人格」も含まれるのだ・・・・・。
それで「団塊ジュニア周辺」には「境界性人格障害(ボーダー
ライン)」の傾向が強いようである・・・・・。
その社会への顕在化が「NEETニート)」とかだろうか・・。


(「団塊ジュニア周辺」の存在を否定的に考えるつもりはない
ので誤解なきように・・・・・。)


「なぜか」については独学しているが専門外のJAMESは書か
ないことにしておこうね・・・・・。


で、恋愛適齢期でもある「団塊ジュニア周辺」にはユーミン
以前のコンテキストが心理学(精神医学)的に整合しなくなっ
ている・・・・というのがJAMESの見解だ。


以前の歌詞を見るとよ〜〜くわかると思うのだ・・・・・。
「衝動性」と「非一貫性」が強く「自我同一性」が弱い人がこの
ような思考や行動をするかな・・というあたりで読める。
以前のユーミンの歌詞に出てくる人は「かなり大人」なのだ。


ところが「30歳からを成人にすべき・・」(堺屋太一)という意
見も出る時代だね。


しかし、それ(状況のズレ)を・・・・・・
1回放送を止めて、以前の「サウンド・アドベンチャー」から番
組名を「For your Departure (フォー・ユア・デパーチャー)」に
変えて再スタートするまでの間に「調整してしまう」ところがい
かにも天才(ユーミン)らしいねぇ・・・・・。





PINS FACTORY(ピンズファクトリー)
http://www.pins.co.jp/
(ピンズ・バッジ・ピンバッジのオリジナル製作専門メーカー
作品の企画、デザイン、仕様をアドバイスして品質を重視
したコラボレーションで仕上げることがブランドのポリシー)