8月後半以降の残暑に・・・

ああ、あ、しばらく書くのを空けてしまったなぁ・・・・・・・・・・・・。
「この日」のことを書いている今日は9月5日だ・・・・・。


この8月15日はもちろん「終戦記念日」だが・・・「終戦」とは
もちろんのこと・・・これは日本人が得意とする「言葉のあや」
であり「第二次世界大戦敗戦の日」が正確な名称だろうな。

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PEARL PIERCE

PEARL PIERCE

http://www.toshiba-emi.co.jp/yuming/disco/13/index_j.htm

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上記はJAMESが8月後半以降の残暑に最もふさわしく思う
ユーミン松任谷由実)のアルバム「PEARL PIERCE」だ。


これが発売された1982年(JAMES大学1年)よりも温暖化
で最近の残暑のほうが暑いのかもね・・・・・・・・・・。


8月15日にはさまざまな議論があったようだが・・JAMESの
個人的なコメントをクダクダと論じることよりも・・去年もそうし
たのだが・・下記の文章を角川文庫の巻末より引用しよう。
(去年は抜粋だが今年は全文)

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角川文庫発刊に際して       角川源義


第二次世界大戦の敗北は、軍事力の敗北であった以上に、
私たちの若い文化力の敗退であった。私たちの文化が戦争
に対して如何に無力であり、単なるあだ花に過ぎなかったか
を、私たちは身を以って体験し痛感した。西洋近代文化の摂
取にとって、明治以後八十年の歳月は決して短かすぎたと
は言えない。にもかかわらず、近代文化の伝統を確立し、自
由な批判と柔軟な良識に富む文化層として自らを形成する
ことに私たちは失敗してきた。そしてこれは、各層への文化
の普及浸透を任務とする出版人の責任でもあった。
1945年以来、私たちは再び振出しに戻り、第一歩から踏み
出すことを余儀なくされた。これは大きな不幸ではあるが、反
面、これまでの混沌・未熟・歪曲の中にあった我が国の文化
に秩序と確たる基礎を齎すためには絶好の機会でもある。
角川書店は、このような祖国の文化的危機にあたり、微力を
も顧みず再建の礎石たるべき抱負と決意とをもって出発した
が、ここに創立以来の念願を果たすべく角川文庫を発刊する。
これまで刊行されたあらゆる全書業書文庫類の長所と短所
とを検討し、古今東西の不朽の典籍を、良心的編集のもとに、
廉価に、そして書架にふさわしい美本として、多くのひとびと
に提供しようとする。しかし私たちは徒らに百科全書的な知
識のジレッタントを作ることを目的とせず、あくまで祖国の文
化に秩序と再建への道を示し、この文庫を角川書店の栄え
ある事業として、今後永久に継続発展せしめ、学芸と教養と
の殿堂として大成せんことを期したい。多くの読書子の愛情
ある忠言と支持とによって、この希望と抱負とを完遂せしめ
られんことを願う。


1949年5月3日

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いやぁ〜〜、やはり、いいメッセージだね〜〜〜〜〜。


で・・去年と同じに上記から自らの属する日本社会を省みた
ときに思うことは・・・やはり・・・・「近代文化の伝統を確立し、
自由な批判と柔軟な良識に富む文化層として自らを形成す
ることに私たちは失敗してきた。」・・・・という部分について・・
「いまだに失敗を継続中かもね」・・ということかなぁ・・。


でも・・変なのが2人牢屋に入ったのはスゴイ進歩かもねぇ。
(保釈金を積んで牢屋の外に仮に出ているが・・・)

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トパーズ (角川文庫)

トパーズ (角川文庫)

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これを書いている脇で「スゴ録」に録った「報道ステーション
を再生していたら・・一橋大学の佐山展生教授が・・何がどう
悪かったのか整理して議論しないと「出る杭打たれる論」の
ようなピントがズレたことを言っている人がまだ少しいるよ・・
という旨の警鐘を鳴らしていたよ・・・・・・・。


で・・今年も「発刊に際して」は上記の「トパーズ」(村上龍)の
巻末から書き写したのだよ・・・・・・。


「もっとマシなのから写せ」と言われるかも知れないが、いち
ばん手近にあった「角川文庫」がたまたま同書なのだよね。
やはり・・・さ・・・・・・・・・・・。





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